配当金は何もしなくても投資家の懐に転がり込んでくる本物の不労所得で、配当金を受け取った投資家はまるで冒頭の画像の子ヤギのように、母の乳を吸っているような恍惚とした表情となる。
そして、株式の保有数を増やし、徐々に配当金の受取金額が増えていくと、それ自体が大きな収入源となってくる。
配当金はキャピタルゲインに比べて事前に予測して収入額を計算がしやすい利益なので、その確実性を好む投資家たちはインカムゲイン銘柄として高配当株を多く保有することとなる。
配当金の特徴は、保有する株式を発行している企業の業績が良好になれば増配が期待出来ることで、事実経済が好調だった影響もあり、昨年世界で支払われた配当金の額は過去最高まで上昇している。
こういった点を考慮すると、経済状況や保有している企業の状況がよければ、投資家本人は何もしていなくても配当金の額はどんどん上昇していく可能性が高いのだ。
そのため、投資家は株式をどんどん積み上げていくことで、不労所得である配当金の額を加速度的に増加させていくことが可能なのだ。
つまり、「株式を積み上げる」という努力と「銘柄を選別する」という努力をすれば配当金は増えていく可能性が高い所得だと言える。
一方で、サラリーマンたちが受け取る給与の場合は努力が成果に必ずしも結びつくとは限らない。
会社員に支払われる給与というのは、基本的に会社の給与規定によって定められており、個人が頑張ったからといって急激にその額が増額されることはない。
というのも、会社における人件費の総額というのは最初から決まっており、その総額を全社員に振り分けるという構造になっているからだ。
そのため、個人がどれだけ頑張って成果を出したとしても、急にその人への振り分け額が増額されるということは中々ないのだ。
また、会社で給与を上げるためには会社での評価を上げていく必要があるのだが、この評価を決めるのはごく限られた数の上司なので、自分の頑張りがそのままダイレクトに給与額に反映するケースとそうでないケースの差が激しい。
サラリーマンをやっている方なら分かると思うが、時には人を評価する能力の無い人間が誤った評価をしたり、好き嫌いで評価が決まってしまうこともある。
なので、自分自身の会社的な評価を上げるためには、飲み会やゴルフなどの付き合いにも厭わず参加し、さらにはある程度上司のご機嫌もうかがう必要もある。
そして、これらの努力をしたとしても確実に成果に結びつく保証は一切ない。
そう考えると、給与所得を増やしていくことは配当金の額を増やしていくよりも難易度が高いと言えるのかもしれない。
前項で述べた通り、給与所得はなかなか増えにくいが、配当金の額は努力次第で増やすことはできる。
なのであれば、給与と配当金という二本立ての収入で収入全体を増やしていくという戦略が、今後の日本社会を経済的にゆとりがある状態で生きていくためには有効だと言えるかもしれない。
そのためには、月々の収入から投資に回せるお金を確保し、それを定期的に投資に充てていく必要がある。
貰ったお金をそのまま使ってしまうのではなく、コツコツとでもいいから投資に回していき、受け取る配当金の額を徐々に増やしていけば、最終的に配当金の額が大きく膨らんでいく可能性が高い。
しかし、月々の収入から投資に回すお金を確保するという点が、人によってはかなり大きなハードルとなってしまう。
「ストレス溜まったからお金使いたいな...」
そう思った時こそ、「配当金を増やしていく」という強い意志を持ち、瞬間的な快楽に溺れる自分を制御する必要がある。
給与と配当金で収入の総額が増え、ある程度精神に余裕が出来たときの心地よさをイメージすれば、安易にそういった行動を取ることも少なくなるのではないだろうか。
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