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【仕事難民が急増】本屋さんが絶滅危惧種に指定されました!!

JRの山手線に乗って、神田駅で降りる。

駅の改札を出て少し歩くと、昔ながらのカレーライスを出しそうな喫茶店や、埃まみれの本を積み上げている古本屋が軒を並べている。

神田神保町は、今では珍しくなってしまった本格的な古本屋が集まっている街だ。

ここに来れば、びっくりするくらいカバーが色あせた本や、もはやいつ誰が出版したのか不明な本まで、様々な古書が手に入るのだ。

街をぶらぶらして、江戸時代の古地図なんかが置いている書店に入る。

店内は、古紙から発せられる独特のにおいがして、なぜか少し懐かしいような気分になる。

昭和の初期かそれくらいの頃に、江戸時代の地図を刷り直した本を手に取り、パラパラとめくる。

そこに書かれている地図は結構精密で、昔の東京だった江戸の街には、多くの空き地があったことがよく分かる。

木造建築物ばかりだった江戸時代は、火事の広がりを防ぐために、各所に空き地が設けられていたということは知っていたが、それを実際その頃に書かれた地図で確認するとより実感が沸いてくる。

ふと本から目を外すと、店主と目が合った。

ー立ち読みだけじゃ困りますよー

そう言いたげな目だったので、慌てて本を棚に戻す。

別にその本を買ってもよかったのだが、もっと別に面白いものがないのか、店内を探してみる。

すると、あった。

極彩色の絵図が描かれたその本を手に取り、食い入るように中身を確かめる。そこに描かれている絵図は、江戸時代に書かれたものとは思えない臨場感を数百年の間保っていて、まるで目の前に突然そのころの人々が現れたかのような錯覚を起こさせる。

記憶の奥深くを刺激するような、生々しいそのデジャヴのような感覚に、一瞬息が止まりそうになる。

ーこの場面は、確かに見たことがあるー

そう確信すると同時に、全身に鳥肌が立つ。なぜ、数百年も昔に描かれた一場面を、僕は知っているのだろうか?

もしかして、ここに描かれているのは...。

「ちょっと、お客さん」

店主の声で、ハッと我に返る。

「そういうのが見たいんだったら、ネットで見たほうがいいんじゃないですかね?」

年老いた店主の口から、「ネット」という言葉が出てきたのが意外だった。

「ほら、こういうのとか、今だったら無料で見れるんですよ」

突然、店主がポケットからスマホを取り出して僕に見せた。

そこに映っていたのは、確かに今手に持っている本に描かれている場面と同じ映像だった。

僕は、ごくりと息を飲み込んだ。

なぜ、なぜこんなことが起こっているんだ。

まるでパラレルワールドに迷い込んだような気分となり、少し気味が悪くなってくる。

「いえ、そういうのは、もういいんです。この本、買います」

自分の声が少し震えているのが分かる。

結局その本を買い、急いでその店を出た。

本当は、その店の店主に伝えなければならなかった言葉を、胸の奥に飲み込んだまま。

少し歩いてから、その店の方を見返すと、店主がスマホをのぞき込んでいる姿が見えた。

きっと、さっき僕に見せてくれた映像の続きを見ているに違いない。

僕は、その姿を見て、さっき言えなかった言葉をそっとつぶいやいた。

ー無修正エ○動画は、もう見飽きたんですよー

※江戸時代のエ○本(春画)集を買いました。

📚  📚  📚

さて、冒頭のお話がフィクションかノンフィクションかは読者の想像に任せるとして、今日はこの日本において、本屋さんという業種が絶滅危惧種に指定されそうだという問題について話をしよう。

つい10年くらい前までは、どこの街にも巨大書店があって、待ち合わせの前なんかはそういった書店に立ち寄って立ち読みをしたり、次に読む本を探したりすることが多かった。

そういった巨大書店で買われた本は、ブックオフなどのこれまた巨大リサイクル店に売却されることが多く、完璧な本のリサイクルシステムが成り立っていた。

それ以前は、そういったリサイクルシステムは、商店街のオッサンが経営しているような個人書店や小さな古本屋さんが独占していたのだが、巨大資本が市場に参入してきたことによって、そういった個人経営の店は淘汰されてしまった。

カフェなども併設されていて居心地がよく、様々な種類の本が並べられていて、立ち読みしていても店主に、「ゴホン!」、と咳払いをされない巨大書店の方を消費者たちが圧倒的に支持したのだ。

消費者たちは、いつだって自分が快適な方を選ぶのだから、これは仕方がないことだったと言えるだろう。

それからしばらくの間は、そういった巨大書店や巨大リサイクル店は栄華を極め、様々な街に出店を続けてその規模をどんどん拡大していった。

取り扱う商品もどんどん増えていき、レンタルDVDに文房具、それから鞄やスーツケースまで取り扱うようになっていった。

巨大書店に行けばどんな本でも手に入ったし、巨大リサイクル店にいけばもう出版していない本を結構な確率で探し当てることが出来た。

要するに、本に書いてある情報が欲しければ、それらの店舗に行けばニーズが満たされたのだ。

だが、今、状況は猛スピードで変化している。

あれほど栄華を極めていたそれらの巨大書店や、巨大リサイクルショップが次々と店舗を閉鎖している。

そして、それ以前に淘汰されてしまった小さな個人店はというと、こちらも虫の息と言っていい。もはや、町を歩いていて個人書店を探す方が難しい状況だ。

つまり、本屋さんという営業形態が、この日本から無くなってしまう可能性すら出てきたのだ。

いったい、なぜこんなことが起こっているのだろうか?

📚  📚  📚

つい最近のことだが、おいらの町に出店している巨大書店も、ついに店を閉めるような気配がある。

この町に本屋と言えばそこくらいしかないので、もしも閉店されてしまえば、一体どこで本を買っていいのかとういうことになる。

以前までであれば、途方に暮れていたところだろう。そう、「以前」までであれば。

しかし、今もしも仮にその書店が閉店してしまったとしても、僕が途方に暮れることはまずないだろう。

なぜなら、最近は本自体を以前のように読まなくなっているからだ。

もっぱら情報を収集するのはスマホで、たまに投資本や興味を持った本をパラパラと読むくらいだ。

電車の中でも、本を読んでいる人などほとんど見かけない。みんなスマホの画面をのぞき込んでゲームをしたり、ユーチューブを見たりしている。

スマホを使えば様々なコンテンツが無料で楽しめるので、本など読む必要がないからだ。

本もそうだが、新聞だってもはや読む価値などほとんどない。ロイター通信やブルームバーグ、それから日経ネットで必要な情報はほとんど入手できる。

それに、個人が書いているブログを見れば、それらの情報をもっとマクロの視点で分析していることもあるので、非常に参考になる。

少し以前までは、Amazonが圧倒的な利便性を消費者に提供したせいで、街中の書店を淘汰したと言われていたが、今現在は少し状況が変わっているように思う。

もはやAmazonどうこうという問題ではなく、本というペーパーベースの有料コンテンツの価値に消費者が疑問を抱き始めているのだ。

例えば、趣味の雑誌を買ったり、芸能ゴシップの記事が書かれている週刊誌を買うくらいならば、Yahooニュースで検索したり、ユーチューブで関連する動画を探した方が、よりニーズに合った情報を確実に仕入れることが出来る。

そういった無料コンテンツで事足りるのであれば、有料なうえにかさばるペーパーベースのコンテンツを買う必要などどこにもない。

それに、はっきり言ってネット上の無料情報の方が、書店で有料で売られている本よりも有益な情報が書かれている場合も結構多い。

僕は、まあまあ本を読んだ方なので断言できるが、1500円くらいで売られている本でも、ほとんど読む価値のない本は無限にある。

むしろ、読む価値がある本というのは、あれだけ書店に本が並べられていてもごくわずかしかないという印象だ。

昔というか今でも、

「本を読みなさい、本は人を豊かにする」

とよく言われるが、現在のネット上に溢れている情報のクオリティを考えると、

「ネットを見なさい、ネットは人を豊かにする」

と言う方が正しいと思う。

情報の新鮮さ、内容の細かさ、そして表現の分かりやすさ、そのどれをとってもネットの方が確実に優れていると思う。

金を出して読む有料版の記事を含めると、その差はさらに圧倒的に開いていくだろう。

ネット上の情報は値段が安いので、金を払うにしてもネットにしておいた方が無難だろう。

唯一、価値のある古書や、思い入れのある小説や専門書なんかは、ペーパーベースの方が物としての価値を感じ取ることが出来るが、単純に情報として保有するのであれば電子化した方が絶対にいい。

したがって、おそらくあと20年も経てば、新規にペーパーベースのコンテンツがこの日本で発行されるということはなくなるかもしれないと、個人的にはそう思っている。

📚  📚  📚

ところで、情報の無料化が急速に広がっていくことにより、様々な業種に影響が波及している。

映画館、新聞社、出版社、テレビ局、それから弁護士やファイナンシャルプランナーといった知識階層の職種にまで影響は広く及んでいるのだ。

新聞社や出版社は、前述した通りペーパーベースのコンテンツが売れなくなっているせいで、非常に苦しい状況だ。有料のデジタルコンテンツや、ネット上での広告掲載などを通じて何とか生き残りを図っているが、かなり苦しい状況なのは間違いない。

テレビ局については、以前まで独占していた巨大な広告収入を、グーグルなどのネット企業に奪われ続けているため、もはや昔日の面影はない。

最近の子供たちはMステーションを見ているのだろうか?

そんな疑問さえ浮かんでくるほどの衰退ぶりだ。

さらには、弁護士やファイナンシャルプランナーにもその波は押し寄せている。どういうことかというと、以前までであれば、それらの専門職に1時間5,000円ほど支払って相談していたような問題に対する回答もネット上で無料で手に入れられる場合があるからだ。

特に、ファイナンシャルプランナーや銀行員など、金融に関する問題を解決する職種は今後さらに困難な状況が続いていくだろう。

資産運用に生命保険、損害保険や各種ローンに関する問題、それらについての最適解がネット上のいたるところで無料で入手できるからだ。

2000年代前半までのネット上の情報は、結構適当なものが多かったが、最近では個人が書いているブログでも相当専門的な回答が書かれている場合が多い。

僕が関わっている仕事の専門的な情報についても、こちらが感心してしまうほど詳細に書いてある媒体を見ることだってある。

少し前に書いた記事で、ネットは人類全体に巨大な脳を提供する的なことを書いたが、実際本当にその通りになっていると思う。

ネットが完全普及する以前までは知ることの出来なかった情報が、ネットという媒体を通じて他人の脳へアクセスし、いつでも手に入れることが出来るようになっているのだ。

この変化の分岐点はどの辺だったのかというと、それはおそらく動画コンテンツをネットで広く共有できるようになった地点なのではないかと思う。

動画というのは、文字ベースのコンテンツよりも圧倒的に分かりやすいという利点がある。

そのため、人々の娯楽を楽しむ媒体はこれまで、本などの小説→ラジオ→テレビと変化してきた。

人間は楽をしたがる生き物なので、より簡単に情報を収集出来る方法をいつも探している。

本を読むよりもラジオで聞いたほうが楽だし、ラジオよりもテレビの方が映像もあるので理解がしやすい。

そういった感じで情報を得るための媒体も変化してきたのだが、動画というコンテンツが無限にネット上に溢れだしたことにより、これまでかろうじてテレビが確保していた視聴者層までもがネットに奪われているのだ。

人々の情報取得手段や娯楽共有手段の中心がネットになると、当然そこに参入してくる企業や個人も増え続ける。

しかし、ネット上では基本的に情報は無料で提供されるものなので、有料コンテンツを提供するにしても、まずは無料の優良コンテンツを発信し、顧客の信頼を得る必要がある。

そのため、以前までは金を取って提供していたような情報が、無料で大量にネット上に溢れかえることとなる。

ネットは誰でも気軽に参入出来るフィールドなので、どんどん競争は激化していき、提供される情報の質は上がり続けていく。

さらに今後は、本格的に人工知能が絡んできて、今度は機械が人間が提供する情報をさらにかみ砕き、より正確に我々に提供するようになる可能性がある。

そうなってしまえば、さらに広範囲な職種に影響が及び、その中には消滅する職種も出てくるに違いない。

特に、何らかの知識を顧客に提供するような商売は、今後さらに苦しくなっていくと思って間違いない。

一方で、職人が関わる製造業や飲食業といった業種は、ほとんど影響を受けないように思う。

それらの業種は、手作業によるオリジナリティーやクオリティーといった、人間が持つ肉体的な能力や感覚が求められるからだ。

だから、ボッタくりや、あんまりにもひどい仕事をしている業者は、ネットによる口コミによる暴露でダメになると思うが、現時点で評価されている企業や店は、それらの情報の無料化による影響はほぼ受けないように思う。

昔であれば、大企業や弁護士などの士業に付ければ安泰だと言われていたが、これから20年先を見据えて仕事を始めるのであれば、そういった手作業を極める部類の職種の方が、案外安定しているのかもしれない。

それにしても、情報の無料化やAIの普及による職業淘汰の波は、我々サラリーマンにとっても深刻な問題だ。

僕だって、もしかしたら50歳くらいなってから、

「ハゲまくら君、もう明日から来なくていいから」

そう言われてしまう可能性だって、ないとは言えない。

そうなったときに、パニック状態で途方に暮れ隅田川に飛び込まなくてもいいように、ある程度の準備はしておいた方がいいんだろうね。

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