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サラリーマンはラットレースを抜け出さないとお金持ちになれないし幸せにもなれない

「ラットレース」という言葉を聞いたことがある方は、恐らく投資の名著であるロバート・キヨサキ薯の「金持ち父さん・貧乏父さん」を読んだことがある可能性が高いと思う。

おいらが、「ラットレース」という言葉を知ったのは、今からもう10年以上前、ちょうど「金持ち父さん・貧乏父さん」がブームになっていた頃だった。

「ラットレース」とは、会社という組織で必死で出世競争に参加し、まさにラットのように駆けずり回りながら人生を生きるサラリーマンを皮肉った言葉だ。

その時、おいらはサラリーマンになりたてで、「へ、ラットで結構!今が楽しければそれでいいのさ、ぺひゃ!」と、あまり感じることがなかった。

それよりも、彼女と遊んだり、酒を飲んだり、それから服を買ったりするのに夢中で、バカ丸出しの新米社会人と化していた。

それから10年以上が経過し、最近、再びラットレースという言葉の意味を真剣に考えた時、思わず悲鳴を上げそうになってしまった。

「しもたああああああああああああああああああああ!!」

朝、顔を洗おうと思った時、そこに写っていたのは、会社を動かすための歯車として永久に走り続けるラットの姿だった。

サラリーマンというのは、大体30代~40代くらいになると苛烈な出世競争に否応なく参加することになる場合が多い。

おいらも、無能な当落線上社員ではあるが、かろうじて出世競争に参加しているラットの端くれだ。

ラットレースに勝ったものはさらにその上を目指し、スーパーラットとなって走り続ける。そして、ラットレースに負けたものは、ダメネズミとして年下の上司にこき使われたりする運命にある。

エグいのは、スーパーラットになったと思ったら、さらに凄いミラクルラットと競争することになり、一瞬でダメラットの境遇に落ちてしまうことだ。

ラットレースの終着点は、サラリーマン社長や役員になることで、そこまで行けばハイパーラットとして多額の年俸や退職金を得ることが出来る。

しかし、ラットはラットなので、退職の日が訪れた瞬間、哀れな用無しラットとして会社を追われてしまうのだ。

「これ、やばくないか?」

昔から薄々そう感じてはいたのだが、最近、本格的にラットレースに参加するようになり、真剣にそう思うようになってきた。

それはもはや、恐怖に近い感情と言ってもいいだろう。

この記事のタイトルで、「ラットは金持ちにはなれない」と書いたが、それはラットレースのみに夢中になってしまったラットのことを指す。

おいらの先輩にもいるが、賢いラットは不動産や株式等の資産を買い込み、ラットから抜け出すために自分固有のキャッシュフローを作りだそうと試みる。

最近、おいらは「キャッシュフロー」の重要性についてよく考えるのだが、要するに給与以外にどれくらいの金が自分に入ってくるかという点が、ラットレースを抜け出すためには重要になってくる。

しかし、ラットレースに勝つことこそが正義と考えているラットたちは、それ以外の価値観には無頓着なので、必死でラットとして走り続け、住宅ローンを背負い、マイカーを買い、そして子供の教育費にヒイヒイ言いながら死へと向かって走り続ける。

この年になって気付いたのだが...マジでやばいよ、これは。

多感な新入社員ではなく、10数年以上も第一線のラットとして走り続けてきたおいらが言うのだから、ある程度間違いはないと思うのだが、本当にやばいシステムなんだよ、ラットレースは。

何がヤバいかというと、ラットとして生きているとある程度のお金は貰えるのだが、生活における選択肢の多く(住む場所、時間等)を会社に合わせなければならず、自分の人生=会社となってしまうことが結果的に多い。

そして、そこまで尽くしたにも関わらず、一部の勝者以外は定年の日がくると即お払い箱になってしまう。

そのとき、残っているのがわずかばかりの貯金や、皆勤賞の楯だったとすると、必死で会社に合わせて生きてきた時間というのは、一体何だったんだというお話になってくる。

そして、退職した瞬間から第2のラット人生を歩むため、再就職先を探してハローワークに通う...。

恐らく、おいらがこのままラットレースに夢中になって生きていった場合、リアルにこのゴールデンコースを歩むことになるだろう。

このように悲惨なラットレースから解放されるためには、若い内から株や不動産、投資信託なんかの資産運用に真剣に取り組む必要がある。

そうしないと、自分固有のキャッシュフローが出来ず、給与を稼ぎ続けるために永久にラットレースに参加するラットとして生きていく羽目になる。

そうしてキャッシュフローを作っておき、それがある程度の水準になった時点で自分が望むような仕事や生き方を選択するのが、ラットレースから抜け出す王道パターンだ。

最近、米国で広がっている「FIRE」という生き方がまさにそれで、若い内に資産を築き、あとはその資産が生み出すキャッシュフローで生活を賄い、自分に正直に生きていくという若者がアメリカで増えているらしい。

ラットレースに夢中になっていると中々気が付かないが、ラットとして必死に生きた結果、ミラクルラットやハイパーラットになれたとしても、恐らくそれで得られるものというはごくわずかなものだ。

それよりかは、賢いラットとして資産運用に若いうちから励み、いつでもラットレースから自分を解放出来る状態にし、気楽に働ける状態にした方がよっぽどいいだろう。

また、副業で本業以外のキャッシュフローを作っておくというのも有効な手だ。そうして会社への依存度を低下させていかないと、「僕の人生はこんなはずじゃなかった」と退職の日に後悔することになる可能性がある。

もしも、社会に出たばかりの新米ラットがこの記事を読んでそのことに気付いたなら、それは素晴らしいチャンスだと思っていい。

なぜなら、ラットから抜け出すための仕組み作りは、若いうちからやった方が絶対に有利だからだ。

おいらくらいのリアルラットになると、骨の髄までラットの血が流れているので、非常に苦労することになるからね。

最近、「ああ、俺ってラットなんだなあ...」としみじみと思うことがあったので、こんな記事を書いてみた。

株で夢をかなえよう

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