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銀行カードローンによる借金と多重債務者に陥らないために利息を理解する

銀行カードローンにより多重債務に陥ったりする人が増えていることが以前から問題となっていたが、そういった事態を未然に防止する取り組みの準備が全国の銀行で進められているらしい。

銀行カードローンやクレジットカードのキャッシングの問題点は、審査の甘さや非常に高く設定された利息で、一度借りてしまうと返済に何年もかかってしまったりすることもあるが、これは結構危険な行為だ。

「5万円くらいなら、まあいいか」

そんな軽い気持ちで借りてみた結果、意外と手軽に金を借りられることに味を占め、何度もカードローンを利用してしまい、気が付いた頃には毎月の利息さえ返済が苦しくなっているという事態に陥る可能性すらある。

銀行カードローンの利息は現時点で年利14%と条件によってはメチャクチャ高い場合もあるし、平均してもかなり利率は高く設定されている。

この記事でも書いたが、銀行カードローンの利息を毎月分割で返済していくと、想像した以上の金額となるケースも多い。

年利7%とか聞くと大したことが無いように思うかもしれないが、逆複利の力が作用して利息がとんでもない額になることがあるので、数%の金利だからと言って絶対に舐めてはいけない。

しかし、軽い気持ちで銀行カードローンに手を出す人が後を絶たず、そのため多重債務者に陥る人まで出てきてしまっているのが今の現状だ。

以前、「銀行カードローンに関する意識調査」についての記事を書いたが、銀行カードローンを借りる人の中には、レジャーなどの使用目的で気軽にローンを借りる層がかなりいる。

銀行カードローンの使用目的の第2位に「レジャー・趣味・娯楽を楽しむため」が入っていることからも、銀行カードローンやクレジットカードのキャッシングを気軽に利用する人がかなり多いと判断できる。

おいらは、何もキャッシングやローンを否定するつもりはないし、むしろ目的をきちんと持って借りるのであれば、非常に便利なツールだと思っているし、経済を活性化するために有効なシステムだと思う。

住宅ローンや車のローン、それから資格取得や留学等、きちんとした返済プランを事前に立てた上で明確な目的を持って借りるのであれば何の問題もない。

しかし、遊び目的や軽い気持ちで場当たり的にローンやキャッシングを利用すると、最悪の場合は人生を破壊してしまう危険性さえあると思っている。

お金に関する問題というのは、人によって捉え方の重要度が違うと思うのだが、個人的には他はユルユルでも、お金の管理だけはきちんとしておくべきだと思っている。

銀行のカードローンを借りていたり、クレジットカードのキャッシング機能を頻繁に利用している人の中には、「自分が今、一体いくら借りているのか?」さえ把握できていない人も多い。

そうなってくると蟻地獄式に金を借りるハメになり、最悪の場合は多重債務者に陥ってしまうというわけだ。

ところで、銀行のカードローンやクレジットカードのキャッシングの利率が高く設定されていることに対して、「銀行は悪」「キャッシングの利息は鬼」という意見を聞くこともあるが、利率については実はメチャクチャ法外な設定ではない。

というのも、銀行カードローン等は審査が甘く、不動産等の担保を取るわけでもないので、貸し倒れのリスクが常に存在しているからだ。

クラウドファンディングなどで、新興国へローンを貸し出すファンド等の場合、利回りが10%以上とメチャクチャ高利回りなものがあるが、その反面貸し倒れリスクがかなりある。

なぜなら、「銀行等ではお金を借りられない信用力の無い層」に対してお金を貸しているからで、その分お金を貸し出す側とするとリスクが高い。

なので、利率を高く設定するわけだ。

そうしてリターンを大きくしないと、誰もお金を貸さないからね。

銀行のカードローンの問題点は、利息の高さではなく、高利息に設定するしかないほど審査が甘い点にあると思う。

審査を甘くすれば、借りられる人は増えるのだが、貸し倒れのリスクも当然増えるので利息を高く設定するという構造が完成するからね。

そして、審査が甘いので何社からもローンを借り、最終的にはローンを返しきれなくなってしまうケースも発生してくるのだ。

現在、銀行カードローンによる多重債務者問題等が社会的な問題となっているので、銀行や消費者金融が毎日借り入れ残高の管理をして、多重債務者を発生させないようにする取り組みを行うという。

確かに、データで借入残高を管理し、返済額と借入額を比較してコーションが立つようにすれば、ある程度多重債務者の発生を防止することが出来るかもしれない。

ただし、銀行カードローンで借りられない場合、別の方法で金を調達する人間も出てくるはずなので、多重債務者の問題がそれでキレイに解決するわけではないと思う。

「お金を借りる・借りない」は個人が選択する問題なので、多重債務者を減らすためには小学生くらいからファイナンスの教育をするのが一番有効なのではないだろうか。

小学生の頃から「お金に関する教育」をするのはどうなのか、という方もいらっしゃるかもしれない。

しかし、おいらも含めて世の中の大人たちが「お金」のためにヒーヒー言いながら働いていることを考えると、「お金」という人生を構築する上で最重要なファクターについて、小学生の頃からきちんと教育を受けさせるのは悪くないと思うんだけどね...。

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