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【投資詐欺】投資詐欺を見抜くためのたった1つの方法

投資詐欺を見抜くためのたった1つの方法

近年、投資詐欺に関するニュースが多発しているが、投資詐欺に遭う人は時代や人こそ変われ、毎回同じような方法に引っかかっている。

投資詐欺に遭う人を引っかけるための最強のキーワードはこれだ。

・元本保証で高利回り

このワードが出来てきたら、その金融商品はかなり胡散臭いと考えていいだろう。

というのも、超低金利環境が続く今のこの日本で、「元本保証」をしながら高利回りを約束できる金融商品など存在しないからだ。

しかし、なぜかいつの時代も人々はこのワードに極めて弱く、一定数の人が投資詐欺に引っかかって大切に貯めこんだお金を失ってしまうのだ。

その様子は、タコの吸盤に捕まり、ゆっくりと息の根を止められて餌となる小魚のようだ。

一体、どうすればそういった人々の数を減らすことが出来るのだろうか?

投資商品の利回りと定期預金の利率を比較する

元本保証の定番金融商品といえば、昔から銀行の定期預金と相場が決まっている。

銀行の定期預金は、長期間銀行が運用資金を確保するために預金者に普通預金よりも優遇した利率を提供する金融サービスだ。

しかし、現在の日本の超低金利環境下においては、もう本当にあるか無いか分からないくらいの利息しか付かないのが現状だ。

現在のメガバンクの定期預金の金利は、0.010%だ。

この利率だと、例え1000万円を預けても1000円しか利息がつかない。

つまりは、それが「元本保証商品」に対するリターンの参考値となるので、「元本保証で高利回り」な金融商品など、この日本では存在しないということがよく分かるはずだ。

例えば、株式の配当利回りやクラウドファンディングなどの利回りは、定期預金の利回りの数百倍のケースもあるが、それはそこにリスクが存在しているからだ。

他にも、外貨預金であれ、投資信託であれ、純金であれ、Jリートであれば、どんな金融商品でもリスクがあるからリターンが存在しているのだ。

その点を理解しておかないと、「元本保証で高利回り」といった甘い言葉にそそのかされ、とんでもない投資詐欺に引っかかってしまう可能性が高いだろう。

「知らない」というのは恐ろしいことで、時に信じられないような判断ミスを犯してしまう原因にもなってしまうからね。

特に、自分の判断力に自信はあるが、こういった基本的なことを知らない人の場合は投資詐欺に引っかかってしまう可能性が高いと思うので、注意した方がいいだろう。

投資詐欺に引っかかる心理的な構造

投資詐欺に引っかかってしまう人たちの中には、すでに数億円や数千万円といった大きな資産を持っている人も多い。

そういった人たちが、なぜ詐欺まがいの投資商品に引っかかってしまうかというと、「安定的に資産を運用できますよ」、という甘い言葉に心を揺り動かされてしまうからだ。

元本保証で「安定的」に資産を増やせると聞くと、前項で説明した投資の基礎的なことを知らない人の場合、かなり心が揺れ動いてしまう。

ピカピカのパンフレットを配布され、営業マンの熱心な説明を受けているうちに、一刻も早くその「安定的」な投資先にお金を預けたいと思ってしまうのだ。

なぜ、人々が「安定的」という言葉に弱いかというと、元々人間はリスクを避けたがるようにできているからだ。

特に日本人はその傾向が強く、その結果リスクのある金融資産を保している人の数はまだまだ少数派で、ほとんどの人は現金を貯めこむことを好んでいる。

しかし、投資商品に「安定的」というワードがくっつくと、驚くほど人々は投資意欲を掻き立てられ、我先にと金を預けたがるのである。

そして、その投資商品が本当に「安定的」かどうか精査せずに投資をした結果、とんでもないことになってしまうというわけだ。

一通りのルールは学んで投資をしよう

投資を始めようと思い立った人がまず考えるのは、「今すぐに投資を始めて億万長者にならないといけない」といった感じのことだが、焦って投資を始めるよりも、一通りのルールくらいは勉強しておいた方が無難だろう。

株式投資であれば、配当利回りやPER、それからPBRなど、ごくごく簡単な指標の意味合いだけでも知ってから投資を開始すれば、いきなり大きなリスクを取って大損をこく可能性は低くなるのだろう。

また、投資における常識的なリターンがどの程度か把握しておくことも大切だ。

世界最高の投資家と言われているウォーレンバフェットでさえ、年率のリターンは20%程度だ。

そのため、1年で数倍のリターンを得るためには相当に高いリスクを背負わなければならない。

株式投資に関する本を数冊読めば(古典的なやつを)、そのあたりのことは誰でも理解ができると思うので、もしも今から投資を始めようという方は、「株式投資の未来」や「億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術」、それからハワード・マークスの著書を読むのもいいと思う。

そんな感じで投資本を数冊読めば、まず投資詐欺なんかに引っかかることはないだろうし、株式投資で大きすぎるリスクを取って死亡することもないと思うので、個人的にはお勧めしたい投資の勉強方法だ。

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