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★異常な高利回りにご注意★ソーシャルレンディングのリスクとは?

「ふむふむ、年利回り10%!?」

家で寝っころびながらスマホをいじっていたときのことだ。

尋常ではないくらい高利回りな金融商品を見つけ、一瞬、目を疑ってしまった。年10%の利回りといえば、どれだけ高配当な株でも、まず達することの出来ない水準の配当利回りだ。

それほどの利回りを、高確率で元本を毀損することなく、受け取れる投資が存在するというのだ。

株式投資を実際にされている方なら分かると思うが、年10%以上の利回りというのは相当なものだ。

投資信託などのポートフォリオマネジャーでも、年間10%以上の利益をコンスタントに叩きだせば、上司によしよししてもらえる確率が極めて高い。

これはすごいと思い、おいらはその金融商品について色々と調べてみた。

そして、実際にその金融商品を運営している事業者のサイトに登録もした。しかし、結局まだ投資するには至っていない。

なぜなら、あまりリスクとリターンが見合わないように思ったからだ。

その投資商品の名は、ソーシャルレンディング。

ここ数年で脚光を浴び始めた金融商品だ。

💷 💷 💷

少し以前、影響力のある有名なブロガーの方なんかが取り上げたせいか、ソーシャルレンディンという聞きなれない投資商品が一気に広まり始めた。

ソーシャルレンディングとは、平たく言えば、ある事業をやりたいが、お金が無いという企業や個人が、ソーシャルレンディングの運営会社を通じて、「こんな事業をするのでお金を貸してください」と公募して投資家からお金を集め、お金を貸した投資家は、その見返りとして利息を貰うという形式の投資商品だ。

ソーシャルレンディングには様々なものがあり、海外の事業主にお金を貸す形式のものあれば、国内で不動産事業を展開する業者へお金を貸す形式のものもあり、さらには株式型のソーシャルレンディングといったものまである。

共通しているのは、何か事業などでお金が必要な事業主が、その事業の運転資金を個人等の投資家から集めるという点だ。

ん、ちょっと待てよ。それって銀行の融資と一緒なんじゃないのか?

そう思った方、まさにその通りだ。やっていることは銀行と変わりが無い。金を貸して利息を取るという、まさに古代から金融の基本とされてきた融資事業を、個人単位で行えるのがソーシャルレンディングだと言っていい。

ところで、このソーシャルレンディングの利回りだが、低いもので4%程度で、高いものだと10%を超えるような案件も実際に存在する。

ソーシャルレンディングでは、お金を貸す時期があらかじめ設定されているので、投資期間が完了となれば、元本が返ってくるようになっている。

だから、株式投資のように投資金額が元本割れするリスクもなく、なおかつ利息も貰えるので、元本割れのリスクをひどく嫌う日本人には大うけして、その市場規模は一気に拡大を続けている。

どれくらいのているのかというと、2014年に143億円程度だったのが、何と今では1500億円規模まで市場が拡大している。そして、そのペースはさらに加速しており、今後も市場規模の拡大が見込まれている。

こういった背景から、ソーシャルレンディング運営会社、ソーシャルレンディングに投資をする投資家共に増え続けている。

ソーシャルレンディングは、一見とてもハッピーな仕組みのように思える。資金が必要な事業者は柔軟な資金調達が可能になるし、銀行にお金を眠らせている投資家は有効に資金を運用することが出来る。また、貸し手と借り手をつなぐ事業者は、サービスを提供することで手数料を稼ぐことが出来る。

まさに、近江商人の理念である、「三方よし」を実現している素晴らしいサービスだ。

ところで、このソーシャルレンディングだが、リスクはないのだろうか?

ファンドの償還期間が訪れれば、基本的には元本が返ってくるので、一見リスクは無いように思える。

しかし、安心してほしい。

もちろん、ソーシャルレンディングにもリスクはある。それも、場合によってはまあまあ大きな。

💷 💷 💷

ソーシャルレンディングにおけるリスクとは、貸した金が返ってこないこと。つまり、資金が焦げ付いてしまうことだ。

銀行なんかが企業や町工場、それから飲食店を展開する事業主に金を貸す際には、相当念入りに審査をし、それから必ず担保を取る。

担保とは、金が返せなかった場合の人質のようなもので、その事業主が貸した金を返せない場合、不動産などの担保を売却したりして貸し出した資金を回収したりするのだ。

日本の悪しき制度である連帯保証人なんかも似たようなもんで、金を貸した人間が返せない場合、連帯保証人がその借金を返済しなければならない。

このように、銀行や信用金庫などの金融機関は、融資をする際にはかなり念入りに返せなかった場合の担保を差し押さえておこうとする。

なぜなら、貸し出した金が返ってこなければ、たとえ10%の年利で貸し出した融資だったとしても、浪費家にお金をタダであげたのと同じになってしまうからだ。

ソーシャルレンディングの場合も、当然資金が焦げ付いてしまうリスクというのは伴う。

そもそも、ソーシャルレンディングを利用して資金を集めようという事業者とは、一体どういう性質の持ち主なのかと考えてみよう。

普通は、なにか事業がしたければ、銀行で融資を受けようと考えるのが普通だ。

ほとんどの企業にはメインバンクがあって、通常はそこにまずは金の相談をするはずだ。

そういった通常の融資を受けずにソーシャルレンディングを利用するということは、下記のような可能性が考えられる。

・銀行で融資を受けれないくらい信用力が低い。

・急場の資金なので、融資の審査を受けていたら間に合わない。

・銀行に提供できるほどの担保を用意出来ない。

・その事業が融資条件を満たしていない。

ほかにも色々なパターンがあるだろうが、おそらく以上のような可能性が考えられる場合が多いだろう。

例えば、新興国の事業主向けに資金を貸し出すようなファンドもあるが、あれは恐らくだが、信用力が低く、銀行などの融資を受けることが出来ないから、ソーシャルレンディングを利用しているのだろう。

ということはだ、資金が焦げ付く可能性は、通常の手続きで銀行から融資を受ける事業主に貸す場合よりずっと高くなるはずだ。

また、差し出されている担保も、銀行等の金融機関が押さえている担保と同じくらいの質であるかも疑問が残るところだ。

最近、とあるソーシャルレンディング運営会社が手掛けた案件で資金が焦げ付いて問題となっており、押さえている担保の不動産を競売にかけて資金を回収するようだが、その結果資金が本当に回収できるのかは興味深いところだ。

ほかにも、返済が遅れているファンドがちらほらあるようなので、やはり一定のリスクはあると考えておいたほうがいいだろう。

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ところで、一体どれくらいの確率で現状ソーシャルレンディングで貸し出した資金が焦げ付いているのかというと、今のところはかなりその確率は低い。

ほとんどのケースでは資金が焦げ付くこともなく、きちんと利息と元本が投資家に返済されているようだ。

しかし、だからと言ってノーリスクに近い金融商品というわけではないだろう。

注目すべきは、事業者の数も増加し、案件もどんどん増えているという点だ。

件数が増えれば当然、資金を焦げ付かせてしまう案件増えてくるだろうし、景気の状況が悪化してしまえば、さらに資金を焦げ付かせるファンドは増える可能性が高いだろう。

というのも、現在ソーシャルレンディングを利用して資金を集めているのは、圧倒的に不動産関係の投資案件が多いからだ。

リーマンショック後の10年前から、現在に至るまで、最悪の状況まで落ち込んだ不動産市場は、ずっと上昇してきた。そして、今ではバブルを思わせるほど、一部の地域の地価は高騰してしまっている。

不動産市場は景気の影響をモロに受けてしまう市場なので、万が一日本が景気後退局面に突入してしまったら、不動産関係の案件は焦げ付く確率が上がる可能性が高いだろう。

したがって、やはり焦げ付きリスクは頭に入れておく必要がある。

おいらが、もしもソーシャルレンディングに投資するのであれば、徹底的に分散を利かせてリスクを低減するという方法を取るだろう。

高い利回りの案件は、やはりそれなりにリスクが高いと思うので、異なる利回りの案件に金額も強弱をつけて広く分散投資すれば、焦げ付きのリスクはかなり回避出来るだろう。

実際、ソーシャルレンディングに取り組まれている投資家の方のほとんどは、様々な案件に分散投資をしている場合が多い。

大量に分散を利かせて、自分が求める利回りのファンドを自分で作るという感覚だろうか。

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ソーシャルレンディングには、資金焦げ付きリスクのほかにも、もう一つリスクがある。

それが、事業主の信用リスクだ。

ソーシャルレンディングにおいては、法的に資金の借り手は投資家に開示されないことになっている。

今後は開示される方向に進むという話もあるが、現状は借り手の情報は非開示だ。

だから、貸し手である投資家は、一体どういう事業主に貸出を行っているのか、まったくの謎なのだ。

ということは、ソーシャルレンディング運営会社の判断力を信じるしかないということになる。

そして、例えば2018年中に貸し手の情報を投資家が知ることが出来るようになったとして、それによって投資家がどこまで貸し手の健全性を正確に判断出来るのかという問題がある。

誰がお金を借りているのかが分かったとしても、その情報だけで借り手である事業主が健全な貸出先か判断するのはかなり厳しいんじゃないだろうか。

なぜなら、ソーシャルレンディングに参加している投資家のほとんどは、融資のプロではなく素人の場合がほとんどだからだ。

そのため、例え貸出先の情報が明確になったとしても、その貸出先の健全性を図るというプロセスについては、ほとんどが運営会社任せになると思って間違いないだろう。

もちろん、貸出先が明確に開示されるということは、一部のソーシャルレンディング会社で起こっていた資金の不正流用などは防止出来るので、投資家にとってはポジティブな変化であることに違いはないが。

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ところで、おいらが何故ソーシャルレンディングの運営会社に会員登録を済ませたにも関わらず、結局まだ投資をしていないのかという理由を説明しよう。

その理由は、ソーシャルレンディングでは資産価値の向上が見込めないからだ。

おいらがメインというか、それしかやっていない株式投資では、買った株の価値が上がったり下がったりする。

そのため、複数の銘柄に分散して投資をしておけば、株式市場が好調であるという条件付きではあるが、投資をしているだけで資産価値が上昇する可能性が高い。

つまり、元本が増えていくのだ。

おまけに、株式投資では企業から配当金を受け取ることが出来る。その配当利回りは、おいらが保有している最も高いもので4%ほどだ。

Jリートを含めると、最高で7パーセントの利回りのものもある。

それに、ものにもよるが、企業の配当金というのは年を追うごとに増えていく場合もある。

したがって、インカムゲインを目的とする場合も、おいらとしてはソーシャルレンディングよりも高配当株の方が魅力的に思える。

それに、現在の日本は物の値段がどんどん上がっていく、インフレの状態にある可能性が高い。

だから、物価の上昇に合わせて企業利益が上昇し、結果として資産価値の上昇が見込める株式を保有しておいた方が、ソーシャルレンディングで元本を貸し出すよりも、総資産額が増える可能性が高いと思う。

そんな感じの理由で、今のところはソーシャルレンディングには手を出さず、株式投資一本で頑張っている。

ただ、ソーシャルレンディング自体は確かにリスクはあるが、決して悪い投資商品ではないと思う。

焦げ付きなどのリスクを考慮した上で、運営会社、ファンドを分散させて運用すれば、投資家が期待する一定のリターンは手にすることが出来ると思う。

そのリターンは安全性を考慮すると、5~7%程度といったところではないだろうか。

もしもおいらがソーシャルレンディングを活用するとすれば、それは恐らく資産額が非常に大きくなり、株式以外にも資産を分散させる必要が出てきたときだろう。

総資産額が増えれば増えるほど、一つの資産クラスに依存するのは危険になってくるので、株式投資で金持ちになった人でも、不動産等の別の資産を保有している場合が多い。

なので、投資するとしたら、おいらがそうなったときだが、今のところはそんな心配は皆無だ。

つまり、株式以外にも分散を必要とするほどの資産を築いてはいないということだ。

...。

まずは株式投資で頑張るしかないか...。

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