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サンバイオ株で大損状態でも損切りが出来ず追証で破産まで追い込まれそうな投資家たちの気持ちは分かる

久しぶりに、物凄い暴落を見た。

先日から、日本の株式市場で個人投資家たちが多く保有するサンバイオ株が凄まじい暴落劇を演じている。

原因は、期待されていた新薬の治験が予測外の失敗に終わり、その結果サンバイオ株から一気に個人投資家たちが逃げ出してしまったためだ。

株価は連日ストップ安状態で、5日前までは12000円を超えていた株価が、なんと数日で半分以下の5710円まで下落してしまったのだ。

おそらくだが、今後さらに株価が下落してしまう可能性があるので、本当に逆テンバガー、つまりは株の価値が1/10になってしまう事態もあり得るのではないかと思う。

サンバイオ株は、大日本住友製薬と共同開発していた新薬への期待から株価が急騰しまくった結果、なんとマザーズの時価総額の10%を占めるほどその価値は膨らみ上がっていた。

株価爆発の構造的には、突如期待できる画期的な新薬の情報がクローズアップされ、それに短期トレード目的の個人投資家たちが群がっていき、最終的に治験が失敗に終わり、それに失望した投資家たちが株を売りまくって株価が強烈に崩壊するというバイオ株お決まりのパターンだ。

この現象は何もサンバイオ株に限った出来事ではなく、過去にはアキュセラ株やそーせい株が同じように株価崩壊劇を演じている。

そして、いつも犠牲になるのはそういったバイオ株の急騰相場の最後にイナゴタワーを完成させた個人投資家たちだ。

おいらは参天製薬という製薬会社に投資をしていることからも分かる通り、製薬会社株というのは結構好きだ。

なぜかというと、薬というのは売上が景気に左右されにくく、世界中の先進国で高齢化が進み様々な疾患に苦しむ人々は今後も確実に増え続けていくと思っているので、常に市場のファンダメンタルズ自体は良好だと考えているからだ。

しかし、製薬会社株の場合は結構リスクもあって、まず薬価が改定されると収益に大きく影響してしまうし、新薬の開発に失敗したことが報道されると株価が下落してしまう場合が多い。また、後発医薬品によって稼ぎ頭の商品の売上が激減することだったある。

通常、このようなリスクを踏まえた上で製薬会社への投資は行うべきだ。

一方で、バイオ株の場合は製薬会社株と分けて考えた方がいいだろう。

というのも、製薬会社の場合は通常きちんと利益を計上し、配当金や自社株買いで投資家に利益還元を行っているが、バイオ株というのは大学発のベンチャー企業等が多く、そのほとんどは新薬の開発のために金を使いまくり、利益など一切計上していないケースがほとんどだからだ。

そのため、万年赤字で常に増資を行っているというのがバイオ株の特徴で、投資家がバイオ株を買う場合はPERやPBR、そして配当利回りを根拠にしているのではなく、「すごい新薬が生まれるかもしれない」、という期待感に賭けているのだと言っていい。

はっきり言って、バイオ株への投資は一部の情報に精通した投資家以外にとっては、純粋な博打以外の何ものでもないのだ。

博打というのは通常将来に起こり得る、「不確実な可能性のみ」に金を賭けることを指す。

「そんなこと言ったら株式投資なんて全部博打じゃないか!」

そう思う方もいるだろうが、確かにそういった側面はあるかもしれないが、株式投資とは発行している企業の保有権を買う行為なので、その企業が生み出す利益を享受する権利や、保有している土地や現金などの多額の資産を間接的に買うというのが本来の考え方だ。

利益が出ていれば、投資家は配当金を受け取ることができるし、多額の現金や土地をその企業が持っている場合、その企業が買収されたりすると(土地を持っていたり、キャッシュリッチな企業は買収の対象になることがある)大きなキャピタルゲインを投資家にもたらす。

そのため、株式投資を通じて企業の権利を買うという考え方の場合は、博打ではないと考えることもできる。

だが、バイオ株の場合は全くそれには該当しない。

なぜなら、バイオ株の場合は年中赤字を垂れ流しているケースがほぼ100%で、買われている根拠はPERやPBR、そして売上高などではなく、「不確実な将来の可能性のみ」に投資家は自分の資金を投じていることになるからだ。

長期間で保有する場合は別として、特に短期で投資をする場合は今回のサンバイオ株のように、「新薬が生まれるか、生まれないか」、という1/2の可能性に金を賭けていると言っていいだろう。

今回、サンバイオ株が衝撃的な暴落劇を演じているのは、個人投資家が信用買いまで駆使して株を買いまくっていたことが大きな原因の一つとなっている。

信用取引とは、要するに証券会社から金を借りて行う取引のことで、証券会社に担保として差し出した現金や株券の時価額の3.3倍までの取引が可能となる制度のことだ。

要するに、FXと同じくレバレッジを掛けて行う取引のことだ。

そのため、株価が上昇すれば大儲けできるが、株価が下がると大損をこいてしまうハイリスク・ハイリターンな取引だ。

信用取引をやる際に最も注意しなければならないのが、「追証」が発生してしまうことだ。

通常、信用取引では委託保証金の額から評価損を差し引き、それを建玉の総額で割って割り出したパーセンテージが20~25%程度を切ると各証券会社が設定している追証ラインに触れてしまい、追加で資金を入れることを要求される。

つまり、評価損が大きく膨らんでしまうと、追加で資金を入れないといけなくなる仕組みとなっているのだ。

その状態を放置するとどうなるかというと、強制決済されてしまい、最悪の場合は証拠金から評価損を差し引いた分の借金を背負うことになる。

そのため、高値でサンバイオ株を掴んでしまった個人投資家たちは、もはや株を売るしか選択肢がなくなり、いっせいに株を売りまくってしまったというわけだ。

もうね...レバレッジを掛けた取引は本当に危険なんだよ。

おいらだって、レバレッジをMAXの25倍まで設定してFX取引を行って爆損をこいたことがあるので、サンバイオ株で信用取引をやっていた人たちの気持ちは痛いほどよく分かる。

レバレッジというのは、一種の麻薬のようなもので、ダメだと思ってはいてもやりはじめると段々と感覚がマヒしてくるんだよ。

しかも、うまくいっているうちは、「もっと、もっとレバレッジをかけたい」、という感じで歯止めが利かなくなってくるんだよね。

実は、おいら使用はしていないが、一度海外のFX業者でレバレッジ50倍の口座を作ったことがあるんだよ。

25倍でも超ハイレバレッジなんだが、それでも上手くいっている時は満足できなくなってきて、「もっとレバレッジを掛ければ大儲けが出来る」、という錯覚に陥ってしまったんだ。

もしもその口座を使って取引をやっていたら、今頃はマグロ漁船に乗って世界一周出稼ぎの旅に出ていたかもしれない...。

まあ、間違いなく尋常じゃないダメージを経済的に負っていただろうね。※まあまあ負った。

なので、儲けたい気持ちは本当によく分かるのだが、レバレッジを掛けた信用取引は絶対に安易な気持ちで手を出さないほうがいいだろう。

おいらも過去、時価総額が大きくない銘柄というのは結構保有したことがあるが、総じて言えるのは値動きが異常に激しいという点だ。

サンバイオ株級となると中々ないが、保有していた日本トリムだって10%以上激しく下落したり上昇したりすることがあったからね。

ただ、それは単に取引株数が少ないという要素と、信用取引を駆使した個人投資家たちが買っている場合が多いという要素が作用して起こる現象なので、利益をきちんと出していたり、PERやPBR等の指標で根拠がつくものについては、急落したからといって焦って売買する必要はないと思っている。

でも、それはあくまで「現物投資」をしている場合で、信用取引をしている場合は話が全然変わってきてしまう。

おいらが思うに、個人投資家で信用取引をしてもいいのは、相当株式投資の経験が長くて且つ利益を出し続けている人か、冷静に損切りができる判断力のある投資家に限られると思う。

おいらのように経験が浅く、腕前も大したことがない投資家が下手に欲をかいて手を出すと、最初は少しうまくいっても、最終的には莫大な損失を計上してしまう可能性がある。

なので、どうしてもバイオ株等の投機的な要素が強い銘柄を買いたいのであれば、ポートフォリオのごく一部までに留めておくことを推奨する。

おいらも、相当値動きの激しい新興国株の株式を先日ポートフォリオに加えてみたが、割合でいうとポートフォリオ全体のごく一部だ。

そのため、例えその株が暴落したとしても、ポートフォリオ全体が食らうダメージはごくわずかに抑えることが出来る。

一方で、もしもその株が急騰して2~5倍になったら、「それなり」の利益を手にすることはできる。

あくまで個人的な見解ではあるのだが、小型株やバイオ株、それから新興国株との付き合い方はそんな感じに留めておくのが安全ではないかと思っている。

要するに、「分散させて入れ込みすぎない」、ということだね。

株式市場は全資金を失って退場させしなければ、いつでも敗者が勝者になれるチャンスがある場所なので、全資産を吹っ飛ばすリスクだけは排除しておくべきだろう。

金持ちになるために株を始めたのに、その結果貧乏になってしまったら元も子もないからね。

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