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悲惨すぎる!!日本企業の決算を外人が分かりやすく説明してくれた

どうも~!!

久しぶりにシャムシェイドの名曲、「1/3の純情な感情」を聞きまくっていたら、耳から離れなくなってしまったかぶまくらです。

さてと、おいらは最近起きたときと寝る前に必ずやることがあります。

それは、ロイターとブルームバーグの記事をチェックすることです。

以前までは起きればゴシップ記事をチェックし、寝る前は鉄板のエロ動画をチェックしていたのですが、株を始めて以来、ブルームバーグやロイターの方が面白くなってしまいました。

なんでもっと早く興味持たんかってん...エロ動画でどんだけ時間無駄にしてきてん...。

最近、後悔の念にさいなまれております。

ちなみに、おいらの家には少年ジャンプと同じくらいのサイズのエロ本まで保管されております。いつ買ったのか覚えていないくらい前に買った物なのですが、捨てるタイミングを逸していまだに押入れの奥に保管されております。

しかし最近はネット環境が発達しており、エロ本やエロDVDといった男子の闇法典にまでデジタル化の波が押し寄せています。

要するに、ネットで無料で見れるので、DVDや本が売れなくなってくるということですね。

最近TSUTAYAの衰退が目覚ましいと色々なところで言われていますが、エロ本屋さん兼DVD屋さんも相当厳しいように思います。

地元でよく行っていたお店も、閉店してましたしね。

そのお店で一度偶然友人と出くわしたことがあるのですが、その時DVDを選んでいたときの友人の目は、まるでプレデター(肉食獣)が獲物を物色している時と同じほどの殺気が漂っており、怖くて話しかけられなかったのを覚えています。

まあ、既存の人や物を必要とする産業が、人や物を必要としないデジタル型の産業に食われていくという現象はこれからも続くんでしょうね。

ところで、今朝起きて久々にPCでブルームバーグを見ていると、突然甲高い外人の声が期越えて来ました。

何事かと思ったら、ブルームバーグのサイトに埋め込まれている動画ニュースでした。

その動画ニュースで、外人のコメンテーターが、日本の超巨大証券会社である野村證券の決算について言及していました。

7月末に発表された野村證券の決算はメガトン級に悪く、予測されていた利益が500億円だったのに対し、結果はなんと50億円だったのです。

いやいや、1/10ですよ?

1/3の純情な感情じゃないどころの減益っぷりだったのです。

「これはもはや笑うしかない」

外人のコメンテーターがそう言うほど最悪な決算だったわけですが、特にリテールとホールセールスの売り上げが悪化しており、おまけに海外部門は全地域での赤字を記録と、文句のつけようがないほど内容が悪かったのです。

リテールセールスは個人向けの営業、ホールセールスは法人向けの営業なわけですが、この二つがアウトということは、証券会社のメイン業務である金融商品の販売が極めて低調だったということを意味します。

その背景には、貿易摩擦問題によって、日本の投資家たちが株の買い控えをしていることが要因として挙げられるとコメンテーターの外人は言っていました。

しかし、何もそれだけが原因ではないのではと思います。

例えば個人が大手証券会社に高い手数料を払って金融商品を買うメリットというのは、普通に考えれば皆無です。

証券会社の営業マンは自社にとって利益のある商品、つまり手数料をとれる商品を売ろうとするわけですから、その金融商品の内容や買うタイミングが顧客にとってベストなのかはほとんど考えられないでしょう。

逆に、ネットの証券会社であれば、すべて自己責任で金融商品を選ぶことが出来ます。しかも手数料は激安。

ごく基本的な金融に関する知識があれば、どう考えてもネット証券を利用したほうがいいに決まっています。

おいらが思うに、このことを知らない古い世代の方々によって大手証券会社は支えられていますが、その内そういった世代がオール引退してしまえば、大手証券を利用する個人というのは劇的に減ってしまうのではないでしょうか。

最近はスマホで24時間いつでも誰でもネットに接続できる環境が整い、ブログやSNSで個人が金融に関する情報を発信しまくっています。

そのため、これまでよりも一般の人々が金融の知識に触れる機会が増しており、「毎月分配型の投資信託はヤバい」という風な知識も持ち出しているため、段々と騙しがきかなくなってきています。

要するに、証券会社が売りたい商品を、これまでは迷える子羊であった顧客に一方的に売り込むということが、情報の浸透により結構難しくなってきているわけです。

そんなわけで、リテールセールスの方はこれからも相当厳しい状況が続くんじゃないでしょうか。

次にホールセールスのほうですが、これは法人向けの営業なので、ネット証券が中々浸食できない領域のため、まだ大手証券会社のほうに利があります。

401Kの導入などでガッチリその企業に入り込んでいけば、その他金融ニーズも取り込むことができるでしょう。

しかし、これは日本国内に限った話ですが、最近は企業同士の株式の持ち合いという悪しき習慣もかなり無くなってきていますし、そもそも401Kも個人型で頑張ってください、という中小企業がほとんどなので、企業単位での金融ニーズもかなり薄れているように思います。

生保の税制上の優遇なんかも、だんだんと苦しくなってくるような気がしますしね。

そう考えると、国内企業に対するホールセールスも結構厳しいものがあります。

極めつけは、海外のほぼ全地域で赤字を垂れ流しているという点です。野村證券は昔から海外事業で苦戦しているイメージがありますが、そろそろ撤退しないとヤバいんじゃないでしょうか。

恐らく海外でも、金融のデジタル化によって利益が相当圧迫されているのではないでしょうか。

現在野村証券は安値を更新しまくっているので、少しでもポジティブサプライズが出れば株価は反発するのでしょうが、少なくとも今は近づかないほうがいいような気がしますね。

さて、今日は産業のデジタル化によってエロ本屋も証券屋もかなり苦しい事業環境にさらされているというお話をさせていただきました。

産業のデジタル化というのは、イコールで人の削減を意味します。

人が削減できればその分費用が減るので、これは企業にとってはうれしいことです。その分、利益が増えるわけですから。

しかしながら、全体で考えるとどうなんですかね?

急速なデジタル化や自動化が進めば、当然職を失う人が増加してしまいます。

おいらもいつかAIに職を奪われてしまうかもしれません。

そうなれば、無職中年男性の完成です。

産業のデジタル化は人類存続のためには必要不可欠なんでしょうが、そのスピードを速めすぎてしまうと、相当なほころびが出てしまいそうな気がしますね。

その辺の調整は、恐らく民間ではコントロールすることが不可能なので、国家単位でうまいことやっていくしかないでしょう。

民間企業は利益向上が至上命題なので、ひたすらデジタル化、効率化を目指すのが当たり前ですからね。

投資家からすれば悪の枢軸のように言われている日本企業たちですが、日本企業は保守的で従業員を比較的大切に扱います。

業務効率化やデジタル化も、進んでいるようでいて、海外の企業に比べればまだまだ「無駄」があります。

したがって、人間がする作業が無くならず、効率化が遅れてしまうわけです。

しかしながら、こういった「無駄」が雇用の安定を生み、犯罪率が低く暮らしやすい日本という社会を支えている要因の一つになっていることも忘れてはいけないと思います。

デジタル化によって人間が行う作業が無くなってしまった後どうするのか、という論争は結構あります。

一部ではベーシックインカムの導入も提案されていますが、果たしてどうなんでしょうかね。

人間は、小さなことでも何かしらのやりがいが無いと生きていけない生き物だとおいらは思っているので、日本社会にはこびる「無駄」が生む仕事が結構社会の安定に役立っていると思っています。

仕事をする→小さなやりがいを感じる→悪いことをしない、という感じで治安がよくなるわけです。

したがって、ベーシックインカムを導入して働かない人が増えてしまえば、日本の治安問題にも影響するかもしれませんね。

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