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【悲報】仮想通貨160億円が引き出せないという超ド級の引き出せない事件発生

「あれ、パスワードってなんだっけ?」

たまに、あまり使っていない銀行口座のパスワードをこんな感じで忘れてしまうことがある。

そんなとき、「このままパスワードが分からなかったらどうしよう」という感じでとても不安になってしまう。

ただ、ネット銀行の場合はパスワードの再設定手続きが出来るので、最終的に問題は解決する。

しかし、例えば死んでしまった人の銀行口座のパスワードが分からない場合、相続人であることなどの確認や種々の手続きを通さないと、その口座にアクセスすることは不可能だろう。

基本的に銀行口座や証券口座というのは個人資産を保管する場所なので、銀行側や証券会社側とすると、本人確認もしくは、本人が亡くなった場合は相続人であることの確認等をとらなければ中を開示することは出来ないのだ。

ただし、それらの確認ができればきちんと中身は開示されるので、むしろ不正な開示要求を防ぐためには優れたシステムだと言っていい。

だが、もしもパスワードが分からなければ絶対にアクセスすることの出来ない口座があったとしたら、その場合は一体どうなってしまうのだろうか?

そんな問題が今、カナダの仮想通貨交換業者のクアドリアCXで勃発している。

ビットコインやリップルなどの仮想通貨は、通常ウォレットというデジタル上の財布に入れて保管されるのだが、ウォレットにはホットウォレットとコールドウォレットという2つの種類がある。

ホットウォレットは常時ネットに接続されているウォレットで、アプリなどでスマホにもダウンロードでき、取引や送金などに便利な半面、不正アクセスに遭うリスクがある。

一方で、コールドウォレットはネットから完全に切り離したハードウェア等に保管するタイプのもので、こちらは不正なアクセスを遮断出来るため、非常に安全性が高い。

以前問題となっていた、コインチェックで580億円分の仮想通貨が流出した事件の際に、コールドウォレットではなくホットウォレットで管理していたことが問題視されていた。

一方、カナダの仮想通貨交換業者のクアドリアCXの場合は、コールドウォレットで顧客から預かっている仮想通貨を補完していた。

それ自体は安全性の高い管理の仕方なので問題ないが、なんとCEOが死亡してしまったため、コールドウォレットを開けるためのパスワードである秘密鍵が分からなくなってしまい大騒ぎとなっているのだ。

引き出せなくなっている仮想通貨の額は、なんと160億円にものぼり、現在も全く解決のめどがついていないようだ。

というか、コールドウォレットに設定してある秘密鍵の暗号が分からなければ、永久に引き出せないという事態になってしまう可能性もある。

そのため、利用者たちは激怒しており、同社に何らかの解決策を示すように迫っている。

うーん、まあ、もしも自分が当事者だったら絶対に激怒して訴訟を起しているだろうね。

なんせ今回の事件で引き押せない額は160億円と相当な金額だし、仮想通貨の時価は日々激しく動いているので、口座が凍結されて引き出せない期間に保有している仮想通貨が値上がりしたり値下がりしたら寝てもいられないだろうからね。

仮想通貨を巡る事件は定期的に勃発するが、金額がけっこうでかいんだよね。

コインチェックのときもそうだったが、「え、仮想通貨580億円分も盗まれたの!?」とかなり驚いてしまった。

それだけ、仮想通貨の価値の上昇を期待して投資している人が多いんだろうね。

ただ、今のところは保有するにはあんまりにもシステム自体が不安定で、今回のクアドリアCXの件からも様々なリスクがある資産だということがよく分かる。

そのため、少額ならビットコインを買ってみたい気持ちはあるのだが、どうにも踏み出せないでいる。

以前にも書いたが、仮想通貨はすでにそれなりの市場規模を形成しているので、株や債券等の他の資産が全部ダメになったときに資金が流入して激しく値上がりするんじゃないかと個人的には思っている。

なので、興味はあるのだが、リスクがありすぎてビビってるんだよね。

時価が上がった下がったくらいならいいのだが、「不正アクセスで盗まれる」とか「CEOが死亡して引き出せなくなる」なんかは、資産運用で取るリスクの範囲を超えてしまっているからね。

アメリカで仮想通貨のETFが認可されれば、多少は環境面も改善されてくるのかもしれないが、今のところはやはり相当投機性が高くて、おまけに管理面のリスクまであるからさすがに手を出せないな。

それにしても、仮想通貨を保有している人というのは思っているよりも多い。

ブームは終わったと思っていたが、たまに仮想通貨をやっている人はいる。

それも、まあまあな大金を投じている場合も多い。

「株の方がまだ安全でいいと思うのだが」

仮想通貨自体はそれなりに惹かれる部分がある資産だとは思うのだが、株式と比べると今のところは自分的にはどう考えても株式に軍配があがるので、ついそう思ってしまう。

ただ、仮想通貨メインで保有している人からすると、「まだ株で消耗してるの?」と逆に思われているんだろうけどね。

まあ、好みがあるので、どの資産が一番いいだなんて断言することは出来ないが、今のところは税制面からしても株式の方がいいような気がする。

とかいっておいて、ある日このブログで「ビットコイン買いました」的な記事を書くかもしれないが笑。

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