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【米国株】FRBがパンデミックにより資産価格が下落すると警告を発する理由

米国株へ投資をしている人々は、日本企業にはない米国企業の成長性に期待して投資を実践しているケースが多く、事実、ここ数年でもAmazonやAppleといった超大型株は世界中の人々に巨額のリターンを与えてきた。

それは個人だけではなく、年金基金やヘッジファンド、投資信託など、無数の機関投資家たちが米国株へ投資をすることで利益を得ていたと言う点から考えると、もはや米国株は世界中の人々に富を分け与える利益分配装置だと言ってもいい存在になっている。

そんな米国株に今、これまでにないほど暗雲が垂れ込めていて、FRBが今回のパンデミックが予測外の方向に展開した場合、資産価格が暴落する可能性があるとして警告を発している。

<この記事のポイント>

・FRBが警戒しているのは金融市場の崩壊
・リーマンショック2は起こる可能性がある
・投資家たちは防御を意識した行動を取るべき

FRBが警戒しているのは金融市場の崩壊によるリーマンショック2

投資家の中には、リーマンショックを実際に体感した者たちも多く、いまだにあの悪夢がトラウマのように脳裏から離れないというケースも多い。

リーマンショックの前後の記憶をたどってみると、下記の記事の通り多くの人々が予測を外しまくっていることがよく分かる。

つまりには、金融に精通したプロたちをも大混乱させた惨事がリーマンショックだったわけだが、この時は金融機関の財務の脆弱性や過剰なレバレッジなどが非常に大きな問題となっていた。

そのため、これ以降FRBは金融危機の発生に目を光らせるようになり、金融機関は以前のように過剰なリスクを取れないように管理されていた。

しかし、今回の新型コロナショックによるパンデミック型金融危機については、FRBも全く予測することが出来ず、これまでのように流動性を確保することにより資産価値の暴落を防止し、リーマンショック2の発生を防げるのかは不確実だ。

というのも、今回の新型コロナウイルスの蔓延によるリセッションは、実体経済が金融市場に先駆けて大崩壊しており、「人」や「物」が移動できないために経済が完全にストップしてしまっている。

そのため、FRBがこれまでのように「流動性を確保することで金融危機の誘発を防ぐ」という手段が機能するのかが未知数なのだ。

そのため、FRBは資産価値暴落に関する警告を発しているわけだが、個人投資家たちは一体どのような行動を取るべきなのだろうか?

恐らくは、多くの場合においてメンタル面での防御を意識して、例え株式市場が暴落したとしても慌て負や目かないようなポートフォリオを組んでおくべきだろう。

そのためにはシュミレーションが必須だ。

例えば、あなたが1000万円の資産をもっていたとして、下記のようなシュミレーションを行ってみたとしよう。

・資産額:1000万円

・株式資産:700万円

・最大暴落率:50%

この場合、資産額は最大で650万円まで減ることになる。それでも大丈夫な場合は、株式70%のポートフォリオでもOKだろう。

このような感じで、自分自身のリスク許容度をきちんと測定することは下記の記事でも書いた通り非常に重要だ。

いざとなって、素敵な株まで狼狽売りしないためにはね。

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ところで、ここ最近は新型コロナウイルスの蔓延により自粛ムードが続く中で、家で過ごす時間をどのように過ごせばいいのか悩んでいる方が非常に増えている。

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