おいらの日本株ポートフォリオが再び死にかけている。
一時期の不振を脱出し、復活し始めたかと思ったら、決算時期を経て再び死亡状態に。
何とか全体で含み益を保っているが、含み損地獄に突入するのも時間の問題だろう。
まあ、ええねんけど．．．。
そう思い、米国株の方のポートフォリオを見てみると、アップルさんだけが孤軍奮闘で、エクソンモービルさんは死にかけている。
もう、やめてよ．．．。
こるああああああああああ、トランプ！！アルミニウムに関税をかけるのをとっととやめろ！！株価下がりまくるやろうがあああああああああああ！！
競馬場のおっさんみたいにそう叫びたくなる。
恐らく、もしも今何かの拍子で暴落が発生するれば、おいらの持ち株たちは全滅してしまうだろう。
もしもそうなったら、おいらはヤケ酒ならぬヤケミロに溺れてしまうことだろう。
そして、株式投資家全員が恐れる暴落の足音が、ヒタヒタと近づいてきているように思う。
🍶
ードイツ銀行のデスクから、ボウル入りのフルーツが消えたー
そんなニュースを、ブルームバーグのニュースで見かけた。
ドイツ銀行が破綻するのではないかという問題は、おいらが株式投資を始めてからずっと注目している市場のベストオブリスクの一つである。
最近トルコリラが暴落しまくって、市場関係者をビビらせているが、ドイツ銀行がやばいですよ問題も結構頻繁にニュースで取り上げられている。
以前は世界を代表する投資銀行の一角だったのが、リーマンショック誘発の中心的存在としてアメリカの司法省から天文学的な制裁金を科せらるなどの悲劇を経て、単純に収益基盤が弱りまくっている。
株価のほうも、逆S＆P500と言っていいくらいのきれいな右肩下がりだ。
ヤフーファイナンスのチャートなんかで見てもらうと分かると思うが、2010年頃からひたすらきれいに株価が下げ続けている。
つい最近まで、ドイツ銀行のオフィスには、ボウル入りのフルーツが置かれていて、バンカーたちはそれをつまみながら業務を行っていたらしい。
いや、どんだけ優雅やねん、と突っ込みたくなるが、そんだけ儲かっていたんだろう。
年金や退職金、ボーナスなど優秀な人材を確保するためにトップクラスの水準だったらしい。
外資系の金融というのは、友人に聞いた話だが、優秀な人間は日本企業とは比べ物にならないくらい稼げるらしい。
マジですか？
そういいたくなるくらいの給料をもらっている人もいるのだ。その代わり、リストラは激しいわ、おいらのようなアホはひたすら降格されるわで、まさに弱肉強食の世界とのことだ。
しかし、最近単純に業績が悪化しすぎて、それらの好待遇を維持するのが難しくなってきたのだ。
ドイツ銀行は、世界各地の拠点から撤退を進めまくっており、投資銀行業務自体が極度に縮小している状態だ。
ということは、個人向け融資や商業銀行としての原点に立ち返ろうという方針なのかもしれないが、今更そんな方向転換が可能なんだろうか？
ドイツ銀行が破綻した場合、その規模がでかすぎてドイツ政府単体では救済ができないらしい。
ドイツ銀行は約75兆ドルと天文学的な額のデリバティブ債を抱えているので、破綻した場合は余裕でリーマンブラザーズが破綻した際の負債額を超える可能性がある。
デリバティブは、金融商品の中でも使い方を誤ればメチャクチャやばい商品だ。
単純に実務に結びついた為替予約や、本当に大豆を確保しておきたい豆腐業者なんかが先物で先に大豆を確保しておく場合なんかはいいが、それが投機目的で使われた場合、うまくいけば問題ないが、失敗するととんでもない影響が広範囲に及んでしまう。
ウォーレンバフェットも、確か「デリバティブは市場をめちゃくちゃに破壊する大量破壊兵器」的なことを言って批判していた。
実は、バークシャーも普通にデリバティブは活用しているからね。
バフェットは曲がった投資はしない正義の味方的に思われている節があるが、別に全然そんなことはなくて、単純に金が増幅していく可能性のある場所を血眼になって探している、冷徹な頭脳を持った投資家だ。
そんなバフェットでも活用しているのだから、使い方によったらメチャクチャ儲かる商品なんだろう。
だけど、使い方を誤れば市場自体を破壊する大量破壊兵器。
そんなものを、前代未聞なボリュームで抱えているドイツ銀行が破綻したら、一体どうなるのだろうか？
おいらにもちょっと想像がつかない。
一番いいのは、どこかが救いの手を差し伸べることなんだろうが、誰も助けられなかった場合はドイツ銀行が保有しているデリバティブ債は、散り散りに複数の金融機関が引き継げるのだろうか？
専門家ではないので正確なところはまったく分からない。
ただ、間違いないのはドイツ銀行が破綻すれば、S＆P500も日経平均も上海総合指数も暴落するということだ。
100年に一度だったはずの、リーマンショック超えにならなければいいのだが．．．。
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