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絶対に読んでおくべき貯蓄についての警告

「おつかれさまです、明日からGWですね先輩」

後輩社員がはしゃぎ気味にそう言った。彼はいわゆるリア充(リアルが充実している人種)だ。

「明日朝からバーベキューの買い出しなんでマジしんどいっすよ。仕事の延長みたいっす」

だったら行かなければいいんじゃない?

初めて人間を見て驚いたサルのような目で、おいらは彼を見つめる。

どうやら彼は職場の若手メンバーでGW初日からバーベキューをやるらしい。

「先輩はGWなにするんですか?」

「一緒、一緒!俺も朝から大学時代のサークルのメンバーとやるバーベキューの買い出しなんだよ!ほんとめんどくさいよなあれ」

「ですよね!でも、先輩だったら後輩にやらせたらいいじゃないですか」

それはできない。

だって、そのバーベキューにはおいらしか来ないのだから。

近所の公園で一人で肉を焼き、一人でフリスビーを投げ、そして一人で酒を飲む。

本来男とはそういうものだ。一人で狩りを行い、獲物を捕らえる。それができてこそ一人前だ。

集団でないと行動できないなど笑止千万。

私は一人。海岸に打ち上げられた異国の貝殻。宇宙をさまよう隕石のかけら。

...。

頬を温かい涙が伝う。

僕も誘ってください。その一言が言えなくて

1日いくら使っていますか?

みなさんは自分が1日いくら使っているのか把握しているだろうか?

おいらは正直以前まで知らなかった。そして湯水のように金を使っていた。

毎日のように飲みに行ったり、人間の本質的な欲望を満たしてくれるお店に頻繁に出入りをしたり、服を買いまくったり、外食をしまくったり、とにかく消費をしまくっていた。もちろん車だって買った。

もらったものは全て使う。それが江戸っ子の常識だとおいらはそう信じていた。

そして給料日前のあるとき貯金の残高を確認した。あれは社会人6年目くらいの頃だったろうか。

残高は2万円だった。

おいらは安心した。よかった、まだ2万円もある。これでまだ酒が飲める。

そしてあるとき、おいらと同じ独身の同期に聞いてみた。

「お前、いくらくらい貯金してるの?」

「え、600万円くらいだけど」

「!?」

おいらは一瞬耳を疑った。600万だと??なに言ってるんだこいつは。軽自動車6台くらい買えるくらいのお金だぞ!?

「お前はいくらくらい貯金してるの?」

「に、2万円」

初めて人間を見て驚いたサルのような目で同期がおいらを見た。

「財形とか、やってるよね?」

「いや、やってない」

「投資信託とかは?」

「昔やってたけどもうやめた」

「リアルに口座に2万しかないの?」

「そうです」

同期は憐れむような目で総金融資産2万円のおいらを見た後にこう言った。

「お前は自己破産予備軍だ」

おいらは震え上がった。確かに冷静に考えればこのままいけば支出が収入を上回り、経済的に崩壊してしまうのは目に見えている。

そこでおいらは自分の消費行動を分析してみた。まずは月々の支出からだった。

そのころの手取り収入は26万くらいで支出はざっと下記の通りだった。

・食費          70,000円

・飲み代:      60,000円

・車のローン 30,000円

・保険          10,000円

・家賃          60,000円

・携帯代       10,000円

・光熱費       10,000円

・娯楽          70,000円

合計        320,000円

いかがでしょうか。何かおかしいとおもいませんか?気づきましたでしょうか。そう、、。そうなのです。

収入が26万円なのに月32万円もおいらは使っていたのです!!つまりマイナス6万円の赤字を垂れ流し続けていたのです!!すでに収入を収支が上回っている状態だったのです!!

細かい端数は別にすると本当にこれくらいの収支でした。

そして、赤字分をボーナスで補てんしていたのでかろうじて借金はしていなかったような状態でした。

さすがのおいらも震え上がりました。これはヤバいと。そしてここから月々の収支をコントルールするように心がけ始めました。

どの支出を削ったのか?

とにかくまずは月々の収支を赤字でなくすところからはじめなければなりませんでした。

1.食費・飲み代

まずは食費を削るとこから始めました。そのころのおいらは、毎日自分が好きなものを好きな時に食べていました。

ほぼ外食の毎日。そしてコンビニで買い食いもしまくっていました。

急に全てを変えるのは不可能なので週3日は夜自炊することにしました。

これだけで、驚くべきことに食費が40,000円くらいになりました。

そして飲みもそれまでは週3~4回は行っていたのを週1回までに減らしました。そして後輩に奢るのはやめて少し多く出して割り勘にするようにしました。

その結果、飲み代は20,000円くらいになりました。

これで支出がー70,000円程度となりました。

2.固定費

固定費については、携帯のプランを見直し、保険は自動車保険だったので内容を見直しました。車のローンは完済するまで仕方がないので手が付けられませんでした。

携帯はあまり電話をしないのにかけ放題のプランに入っており、保険もよくわからない特約にいっぱい加入していました。なのでそこを見直しました。

これで-10,000円程度となりました。

3.娯楽費

おいらはそのころ、人間の本質的欲求を満たしてくれるお店に行ったり、ギャンブルをしてみたり、小旅行に行ってみたりと人生を謳歌するためにかなりの額を娯楽につぎ込んでいました。

そうでもしないと仕事のストレスで100円ハゲが2000個くらい出来てしまいそうだったからです。

ここを削るのはつらかった。しかし、心を鬼にして己の精神と格闘をいたしました。

そして半分くらいは我慢しようというゆるい結論にいたりました。

これで-35,000円程度となりました。

■結果

最終的にー105,000円支出を削ることとなり、月々の支出が32万円だったので320,000ー105,000円=215,000円まで支出が減りました。

結果として、月に45,000円ほど貯まるようになりました。

おいらは驚きました。月に45,000だけですが、なんとお金が貯まるようになったのです。

他の方々からしたら当り前のことかもしれませんが、超支出型のスーパーサイヤ人だったおいらにとってこれは衝撃でした。

ここから徐々に支出をさらに減らしていき、現在はこのころよりもさらに低い支出で暮らしていけるようになりました。

支出を削る際の注意点は徐々にやることだと思います。例えば一気に外食をやめて自炊に切り替えることはおすすめできません。

意志の強い人であれば可能かもしれませんが、おいらのように脆弱な意志しか持たない人間は急な変化に耐えられません。

だけど、例えば週に3回夜だけ自炊だったら土日を1日含めれば可能です。自炊といっても最初は飯を炊いて納豆と食うくらいでしたが笑。

あまり毎日自炊で押し通そうとすると、外食のあの濃い味が忘れられなくなって結果もとに戻ってしまいます。

飲みも娯楽も同じで、徐々に減らしていくのであればそこまで苦痛ではありません。

一番手を付けやすいのは保険や携帯代などの固定費だと思います。見直せば、意外と無駄な部分が多いです。

収支の改善もやはりコツコツとやって自分を慣らしていくことが大切です。

人間の脳というのは急な環境の変化には弱いですが、徐々に行動を変化させていけば逆にそれが心地よく感じるように出来ています。

実際、コツコツやった結果こんなおいらも今では超支出型スーパーサイヤ人は完全に卒業し、どちらかといえば貯蓄型の人間に変身することが出来ました。

おいらにも出来たのだからあなたにもきっと出来ます。あの頃のおいらと同じ状況の方がいらっしゃったらぜひやってみてください。

支出と投資の関係性

支出と投資というのは完全にリンクするというのがおいらの結論です。

どういうことかというと、支出を削るという行為と投資をするという行為はリンクしているということです。

支出を削るということは、自分をコントロールするということです。あれを食べたい、これがしたい、という欲求を理性でコントロールすることで初めて支出を削ることが出来ます。

一方投資も同じで、儲かりそうだからレバレッジをかけて投資をしたい、値上がりしそうだからあの1銘柄に集中投資したい、という欲求を理性で制御することで大損するリスクを減らすことが出来ます。

つまり、共通しているのは「自分の意志でお金をコントロールする」という点です。

そしてお金をコントロール出来れば自分をコントロールすることが出来ます。

資本主義社会では、生きていくということはある意味お金を使うということだと言えます。なのでそのお金をコントロール出来ればある程度は自分の行動もコントロール出来るということです。

自分をコントロール出来れば、きっと自分が本当に望む人生を歩んでいくことも可能なので、案外節約は人生にとって重要な要素なのではないかと最近思います。

🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈

「ところでさ、お前今いくら貯金あるの?」

おいらは、GW初日からバーベキューに行くという後輩に聞いてみた。

きっとこいつも昔のおいらと同じのはずだ。自分の欲望に負け、どうしようもないほど支出を膨らましているに違いない。でなければリア充でいれるわけが無い。

リア充はお金がかかるのだ、おいらはお金をかけていないからリア充じゃないだけだ。

おいらだってお金をかければきっとリア充になれる。公園で一人で肉を焼くという苦行を行わなくてすむ。

「おれ、そんなに貯金してないですよ」

ふふ、やはりな。お前は間違っているんだよ。

「いくらくらいなんだよ」

さあ、言え、言うんだ!!そして俺に安心感を与えるんだ!!きっとお前はいつかの俺に違いない!!

「2000万くらいです」

...。

プチ富裕層だった。

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