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【高配当株】老後年金では足りないので高配当株で自分年金を作る?

老後年金では足りないので高配当株で自分年金を作る?

高配当株を買う人は、大体のケースでは大きな値上がり益を狙っているのではなく、定期的に企業から支払われる配当金を目的に株を買っている場合が多い。

直近で金融庁が「老後資金は2000万円ないと足りない」と発表した問題で、多くの人がパニックとなり、お昼のワイドショーなんかでも「投資をしないといけない」とコメンテーターが掻き立てている。

年金の管轄は厚生労働省なので、金融庁がああいった発表をしたのは確かに純粋に老後資金を年金だけでは賄えないという問題もあるのだが、「投資行動の促進」という意味合いの方が強いのではないだろうか。

日本人はリスクを取るのが大嫌いな民族なので、アベノミクスで投資に対して興味を持つ人が増えたとはいえ、まだまだ株式や不動産等の資産を保有している人の割合は少ない。

日本経済の問題点は、個人や企業が後生大事に現金を銀行口座に貯めこむことで、経済活動における血液である「現金」が循環しないことにある。

そのため、「投資をしなさい」と政府が促しているのだ。

まあ、そういった意味合いもあると思うのだが、実際に年金だけでは老後生活を賄うことが難しそうなのも事実だ。

そのため、「自分年金」を各個人で作っていく必要がある、と言う人もいる。

高配当株だけで自分年金を作れる?

高配当株は安定的に配当金を支払ってくれるので、自分年金作りにはぴったりだと思う方も多いと思うが、そこには何点か落とし穴がある。

高配当株の場合、その高い配当利回りを維持出来るのか、つまりは配当金を同水準で維持し続けることが出来るのかという問題がある。

高配当株から支払われる配当金は、企業が生み出す利益を源泉としているため、その企業の業績が悪化した場合、当然支払われる額は減少してしまう。

そして、高配当株が減配を行ったケースでは大きく株価が下落することが多いので、元本の毀損と配当金の減少という最悪な結果を生み出してしまう可能性がある。

そのため、出来れば債券や債券ETF、リート等、多くの資産クラスでバランスを取ったポートフォリオを構築しておいた方がいいだろう。

債券の場合は、ETFを利用するのが一番いいんだろうね。それか、たまに証券会社で販売される利率が高い債券を買うとかね。

しかし、現在の金利環境だと債券で期待出来る年利はせいぜい1~3%程度なので、ポートフォリオの下支え的な存在だろう。

年齢をとればとるほど債券の比率を増やし、株式の比率を下げた方がいいというのは、古くから言われている資産運用のセオリーなので、「自分年金」を作る場合は高配当株以外のボラティリティの低い資産にも注目した方がいいだろう。

個人的には、ドル建てのMMFを円高の時に買っておくのは悪くないような気はする。

GPIFのポートフォリオを参考にする

他にも、日本年金機構ことGPIFが組んでいるポートフォリオを参考にして投資を実施するという方法もある。

ただ、以前GPIFのポートフォリオについて記事にしたが、現在のGPIFのポートフォリオは債券中心で運用していた頃とは違い、株式の比率を増やしてリスクを取っている。

そのため、年齢が65歳~70歳に達している場合は、株式の比率を30パーセントくらいに調整したポートフォリオにしてボラティリティを抑えるなど、自分自身で工夫をする必要はあるだろう。

GPIFのポートフォリオは、基礎の基礎として知識の中心に据え、あとは少しづつ自分で工夫していくという努力は必要だろうからね。

「自分年金」を作るうえで一番避けたいのは、他人の言葉に流されて、リスクが高い金融商品に資産を集中させることだ。

例えば、高利回りのアパートをローンを組んで買う、全く分散をせずにグロース株に一点張りの投資をする、怪しい投資話に金を突っ込む、などなど。

これらの投資をした場合、うまくいく可能性もあるかもしれないが、失敗した場合下手をすると再起不能となってしまう可能性もあることを忘れてはいけない。

年齢が若いうちならともかく、退職間近の年齢や、退職後からこういった投資をするのは、よほど確実な成果が見込める場合以外はやめておいた方がいいだろう。

「卵は一つの籠に盛るな」

この古典的な投資の名言にはそれなりの意味があるということは、ETFが最も優れた金融商品だと言われていることからも、ある程度は確かな事実なのではないだろうか。

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