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配当金生活に必須の株が巨額の買収によってリスクオフになっている

おいっす~!!

本日は酒を飲む用事があって、帰りにラーメンまで食って腹パンパンのかぶまくらだ!!

もうね、酒とラーメンのセットはほんまにヤバいですよ。中性脂肪はたまりまくりだし、それ以外にも、きっと体によくない要素てんこ盛りのはずだ。

あかん、あかん、と思いつつも食ってしまう。そして、大体の場合、そういった不摂生が原因で生活習慣病などの病を患ってしまう。

そうなったときに頼りになるのは、やはり病院とお薬の二つだ。

病院で貰えるお薬というのは、市販薬の数倍の濃度の有効成分が含まれている場合が多いので、やはり、困ったときには病院でお薬を貰うに限る。

本日は、そんなお薬を作っている日本最大の製薬会社が超巨額の買収を決定したせいで、株価は激下がり、そして配当利回りは上昇しているというお話しだ。

以前、この記事で書いたが、日本最大の製薬会社である武田薬品工業が、アイルランドの製薬会社のシャイアーの買収をすると決定したと報道されていた。

そして、いよいよその買収が実行段階に入ってきているらしく、その超巨額の買収資金を確保するための新株発行の可決、また、金機関とのローン契約の締結など、負債を嫌う投資家たちからは極めてネガティブに捉えられるニュースが飛び交っている。

そのため、株価の方は激下がりで、すでに年初の6600円台から、4100円台まで下落してしまっている。

投資の神様と呼ばれているウォーレンバフェットは、買収を頻繁にする必要のない、ハーシーチョコレートのような設備投資をあまり必要としない企業を好むことで有名だ(少し以前は)。

しかし、製薬会社というのは、とにかく規模をでかくして、そのスケールメリットを生かして収益規模を巨大化し、なおかつ研究開発による新薬の増加を確保する必要があるという特徴を持っている。

そのため、武田薬品の株式を大量に保有している創業家等は、「リスクがでかすぎる」、と批判しまくっており、このままスムーズに進むのか心配されている今回の買収だが、製薬会社としての企業戦略としては、買収額が巨額過ぎるという点以外はグローバルスタンダートだと言っていいやり方なのだ。

ただ、あんまりにも額が大きすぎるため、債務超過になってしまわないだろうか、失敗したらヤバいのではないか、というネガティブ極まりない予測が広がっている状態だ。

投資家は、将来の不確実性をとても嫌うので、武田薬品工業は現状の株価水準からさらに売り込まれる可能性もあるのではないだろうか。

それにしても、株を始めてから初めて知った常識のひとつに、「買収する企業ではなく買収される企業の株価が上昇する」、というセオリーがある。

買収する企業は負債が増えるが、買収される側の企業はプレミアムがつくため、価格が上昇するという仕組みだ。

おいらは、買収される側の企業の株を持っていたことはないが、最近IBMがレッドハットというクラウド企業を超巨額の資金で買収すると発表した際、レッドハットの価格は上昇し、保有するIBMの価格は下落するという悲劇が起きていた。

なので、だったら今度は買収される側の株を買ってやろうと探しているのだが、今のところ確実に買収されそうな企業は見つかっていない。

武田薬品工業の配当利回りはすでに4%を超えているし、IBMは5%という一つのボーダーラインを超えてしまっている。

ほんまに、もうえげつないくらい売り込まれせいで、逆に配当利回りは上昇してしまっているという異常事態なのだ。

この二つの銘柄の共通点は、長期間配当金を支払うことによって、株主に恩恵をもたらしてきたという点だ。

下記のチャートは武田薬品工業の10年長期チャートなのだが、6000円台を天井にして、株価が行ったり来たりしている。

チャート画像

<Yahooファイナンスより>

しかし、この間、武田薬品工業は日本株にしては多額の配当金を、継続的に株主に支払い続けてきた。

そして、長期保有してきた株主には非常に高い確率で報いてきた人気の高配当株だったのだ。

よく、株雑誌の特集でも、「武田薬品工業を○○年保有していたら...」、という感じで配当金込みのリターンが記されていることがある。

配当目的で買うにはいいが、今の段階ではさらなる増資や、業績の悪化による減配などが怖いが、高配当株がさらに高配当化するにはそれなりの理由があるので、もしも買うのであれば、その辺は目をつぶるしかないのだろう。

IBMでも武田薬品工業でも、タバコ株などでも、普通じゃないほど高配当な水準まで利回りが上昇している場合、やはりそこには普通じゃないリスクが潜んでいる。

おいらはIBMを実際保有しているのだが、

「年間4%(今の株価水準だと5%)の配当のために、株価が20%も下落した株を持っているのって、一体どうなんだろう?」

と非常に疑問に思うこともある。

今はまだ配当利回りがいいので保有していられるが、これでさらに減配などされてしまったら株価が完全崩壊するのは目に見えている。

高配当株の場合、その高い利回りに目がいきがちだが、おいらは一応直近3年くらいの利益を見てみて、配当が継続できそうなのかくらいはチェックするようにしている。

売上高が増加傾向だったり、利益率が上がっているのであれば大丈夫だと思うのだが、超高配当でもその根拠となる利益や売上高が激しく減少傾向であれば、その株は保有するにしてもごく少量にしておいた方がいいように思うからだ。

例えば、IBMみたいな銘柄だね笑。

株雑誌の高配当株を紹介しているコーナーでも、おいらが見てみても、「これは配当の継続は難しいのでは?」、と思うような企業がおすすめ銘柄として掲載されていることがある。

高配当株を紹介する企画は、おいら自身見るのが楽しみなので大好きなのだが、それだけを見て鵜呑みにして株を買うと、結構痛い目を見る可能性があると思っている。

高配当株は保有していて非常に気が楽だし、配当金を貰うと株主気分を満喫できる最高に気持ちいい種類の株だ。

しかし、その株価の根拠となっている配当が減配されてしまうと、まるでマザーズに上場している小型株並のスピードで株価が崩壊してしまう可能性もあるので、「配当を継続できそうな事業なのか、直近の売上高や利益はどうなのか?」という点は必ずチェックするようにした方がいいだろう。

外国株の場合でも、各証券会社で年次のデータが確認できるので、年間売上高の推移くらいは最低限チェックするようにした方がいいと思う。5分くらいで出来る作業なので、おいらはこれからも新規に外国株を買う前はチェックを怠らないつもりだ。

それにしても、ここ最近株式市場が乱高下を繰り返している。そのため、中には株価が激しく下げている銘柄もあり、そういった株の中には配当利回りでみるとかなりイケているものもある。

BTIなんか7.7%もあるんだよ...。ヤバいでしょ、あれは。

なので、おいらは為替が110円を切ったら、外国株を再度ポツポツ買っていく予定だ。待ってるんだよ、ずっと110円を切るのを。

たぶん、現状の日米の金利差で110円を切るケースというのは、相当に市場が悪化した状態だと予測される。

そのため、110円を切る水準で米国株式市場に上場している外国株を買えば、後々非常に有利な状態となる可能性が高いと思うのだ。まあ、完全に個人的な感覚だが。

ハワードマークスの本や、バフェットの投資歴なんかを見ていると、「自分の求めているタイミングを粘り強く待つ」ことは長期投資において非常に重要な気がするんだがどうなんだろうね?

仕事でも何でもそうなんだが、人というのは基本的に「能動的に待つ」ということが苦手な生き物だ。

「能動的に待つ」とは、自分の戦略に沿って敢えて行動を起こさないことだ。これって、おいらもそうなんだが、実はかなり忍耐がいることなんだよ。

・営業をかけている相手に対して、敢えて連絡せずに待つ。

・失敗をした部下をすぐにフォローせず、自分で答えを見つけて報告してくるのを敢えて待つ。

・♀にメールやラインを送りたいのを我慢して、敢えてあちらからの連絡を待つ。

どれもかなり忍耐力がいるが、実はよい結果を求める上では相当に有効な戦略だ。少なくとも、おいらが経験した限りはそうだ。

株のほうも、おいら自身焦って買った銘柄はたいがい高値掴みとなってしまっていることを考えると、株式投資においても「待つ」という戦略は案外有効なのかもしれない。

「そんなことねえよ!!投資にタイミングなど不要だ!!」

そういう意見もあるだろうが、ちょっと冷静になって下のチャートを見てほしい。

チャート画像

<Yahooファイナンスより>

これはおいらが保有しているアップルのチャートなんだが、おいらが6月に買った時の株価は191ドルだったんだが、その後一気に230ドルまで株価は上がってしまい、「くっそ!!もっと買っておけばよかった!!」と後悔した。

おそらく、8月頃にアップルがガンガン高値を更新していたときは、世界中の投資家が、アップルはこのまま上昇し続けるかもしれない、と思っていたはずだ。そういった期待の集合体が、アップルを時価総額NO1まで押し上げたわけだ。

しかし、その後現在のアップルの株価はどうだろうか?

見事に株価は下落して、176ドルまで下落してしまっている。つまり、普通に考えて株価がガンガン上げていた8月頃よりも、今の方がアップルはお手頃価格なのだ。

そして、株価が230ドルの頃のアップルが迎える2020年1月も、現在176ドルのアップルが迎える2020年1月も、到達する株価は同じ価格だ。

なので、当然のことながら176ドルの現在の方がずっと有利な賭けになるのだ。

そう、つまりおいらは何も焦る必要がなかったわけなんだよ...。

これが、おいらの思う長期投資の非常にいい点で、銘柄にこだわらなければ、株価が割安になるのをじっと「待つ」という戦略がとれるのだ。

ちょっと小生意気なことを書いてしまったが、こういう観点で現在の下落相場を見ていれば、株価の下落に心を痛めることもなく、冷静に割安になる株を探すことが出来るのではないだろうか。

別に市場全体が上昇している時でも、個別の株価が割安であれば有利な投資になると思うのだが、やはり株式市場全体が下落している時の方が割安な株が多く出現するように思うからね。

今現在だと、前も書いたがタバコ株はヤバいよね...。

これ以上は行かない気がするが、まだ下落するんだろうか?

ほんまに買いたいのだが、一応今のところは自分の中で定めた為替水準に達するのを忠実に待とうと思う。

それにしても、カナダで中国のITデバイス製造企業であるファーウェイのCFOがパクられていたが、あんなことして大丈夫なんだろうか?

カナダはアメリカの要請でやったらしいが、アメリカは中国をガチで攻撃してる感じがするね。たぶん、25%の関税も発動するのではないだろうか。

アメリカと中国が本気の貿易戦争をしだしたら、株式市場が本気で下落しまくって、配当利回りどころの騒ぎではなくなってしまうと思うのだが...。

株で夢をかなえよう

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